2016.5.22 長良川下流域環境観察会《報告》

参加者12名。真夏の日差しでしたが、乾いた風でさわやかさも感じられました。い つも測定している河口から4km地点(河口堰は 5.4km)で川底の土砂採 取をしました。水温はどちらも20.0°C。 揖斐川は、砂、酸化還元電位は+222mV 砂の中に小さいシジミが2 個。最近個数が少なくなっているような気がしていましたが、地元の人 の話ではこの2,3年揖斐川ではシジミ漁獲量が激減しているとのことです。

長良川は、ヘドロ 。酸化還元電位は-227mVで、酸素で生きる生 物は存在しません。 

 

午後は、ヨシハラに入っての観察。長良川では鳥の声は聞こえま せん。オニグルミなどの樹木の林になっている。3分間のカニ採取 では6匹が採れました。でもどこから来ているのか?アカテガニ。

揖斐川では広いヨシハラが広がりオオヨシキリの鳴き声でにぎや か。カニは3分で約20匹のベンケイガニ、クロベンケイガニが獲 れました。赤ちゃんが多い。 

 

木曽三川公園の岸辺の状況。コンクリートの階段だけで何もいな い長良川はパスして木曽川を観察しました。この日は干満差2mの 日。引き潮時の木曽川の岸辺は豊かな干潟が現れ、子ども連れのファミリーがたくさん遊んでいました。子どもは泥にまみれて楽しそうに遊んでいました。お父さんが持 つバケツにはシジミ採りの成果がたくさん入ってました。岸辺の芝生スペースはバーベキューを囲む数 十組の若者グループやファミリーでにぎわっていました。◇報告:武藤