2015年 サツキマスの産卵観察会(報告)

10月25日(日曜日)に郡上の吉田川で行なわれたサツキマスの産卵観察会(主催:長良川水系・水を守る会)に参加。参加者は30~40名ほどで子ども達も多く参加していました。〈写真1〉

 

観察場所は吉田川中流部にかかる天龍橋付近。産卵場所は写真の手前の流れが緩いところから瀬に入った所で、水中カメラを設置しモニターにて観察します。〈写真2〉

観察場所の岩場にはダイモンジソウが群生していて、この付近でこの花が咲く頃がサツキマスの産卵時期にあたるそうです。〈写真3〉

モニターを見ると大きなサツキマスの雌雄2匹とアマゴが数匹。〈写真4〉
                           
サツキマスのサイズは40~45センチ程度、写真の左のものが雌、そのすぐ後ろについているのが雄で、その周囲にいる小さいアマゴはサツキマスの産卵に合わせてついでに放精させてもらおうと狙っている雄です。〈写真5〉

この写真では後の雄が口あけ産卵を促しているように見えますが、主催者の方によると、今年はすでに産卵後に埋め戻して山状になっている産卵床が見られ、暖かいわりに産卵時期が早くすでに多くは終了しているのではないかとのことでした。


この為この観察会中に産卵風景は見ることができませんでした。しかし今年もここまで無事に帰ってきてくれたことが確認でき嬉しい気持ちで帰路につきました。◆ 報告:堀